平成26年度 格致シンポジウム

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日時:11月5日(水)13:25〜15:15
会場:広島県立庄原格致高等学校 体育館

生徒代表による意見発表


 【ファインダーから覗いた故郷】
   1年 安部 龍正

 【リンゴ農家を継ぐこと】
   2年 青才 樹生

 【商店街活性化をめざして】
   3年 城戸口 舞 

2 アトラクション

  • イズム』によるダンス



3 パネルディスカッション

 『地域(郷土)発展のために何ができるか』
     コーディネーター
       西田 学 様(西田商店代表取締役専務,本校学校評議員)
    パネリスト
       木山 耕三 様(庄原市長)
       藤谷 善久 様(庄原市自治振興連合会会長)
       檀上 理恵 様(道の駅たかの 観光コンシェルジュ)
    生徒代表
       加藤 陽介(1年)
       青才 樹生(2年)
       若鳥 智尋(3年)

4 庄原市長あいさつ


『格致シンポジウムについて』

1 コンセプト

 本シンポジウムの取組の淵源は,平成24年度にさかのぼる。
 本校は,そのミッションに,「県北地域の期待に応え,国際社会の発展,郷土の発展に寄与するため,深い探究心・思考力・判断力を持ち,自らの夢や目標に向かって挑戦する生徒を育てる。」とうたっている。その使命感に立ち,私たちを育んでくれる郷土の課題及び郷土と私たちの関連性等に着目し,いくつかのテーマを設定して3年計画でシンポジウムを開催する。この取組を通して,生徒が調べたり考えたり話し合ったりする機会をつくり,ミッション達成の一手段とする。


2 開催の趣旨

 庄原格致高校の位置する広島県北部~いわゆる中山間地域~は,過疎化・少子高齢化)の進行に伴い様々な問題を抱えている。特に庄原地域には限界集落と呼ばれる地域も多く,また,働く場所の問題のみならず,医療や福祉など直接「命」に関わる問題も多い。
 これらの課題の解決は,行政施策に待つところも多いが,この地に生まれ,育んでもらっている格致高校の生徒たちが,自らの地域の課題を発見・分析し,自らの将来を見据え,その解決のため自らができることを考えることは,地域社会の将来を考える上で大きな意味を持つと考えられる。

3 計画

 以上の趣旨を受けて,以下のような計画が作成され実施されてきた。



1年目(平成24年度)…「命を守るために」
   ~県北の医療・福祉を考える~
    基調講演 中島 浩一郎 様(庄原赤十字病院院長)


2年目(平成25年度)…「国際化の時代に」
   ~海外修学旅行の実施にあたり,庄原から世界を考える~
    基調講演 長尾 ひろみ 様(女学院大学学長)

 最終年度の本年は,次のテーマで行政や地域活性化に取り組む方々との交流が中心になる。


3年目(平成26年度)…「地域(郷土)の発展のために」
   ~格致生に何ができるか~


4 本年度の取組について

 本年度は原点に立ち返り,私たちの生活の舞台であり,私たちを育んでくれいているこの地域(郷土)に再び光を当て,個々の生徒においてはそれぞれの境遇や将来展望から,格致高校総体としてはそのミッション・ビジョン実現の視点から捉え直し,総合的に考えていきたい。
 その一つの角度として,生徒一人ひとりが,また総体としての格致高校が,「恩ある地域(郷土)に対して何ができるか」を真摯に問いたい。


生徒発表

ファインダーから覗いた故郷

  1年 安部 龍正



 僕は、入学後写真部に入部しました。中学生の頃、カメラを手にして身の周りを撮影していました。それがきっかけとなり入部しました。入部当初は、自分の興味をもったことを部活動という形で取り組めるという点でとてもうれしかった反面、中学生の頃撮影していたといっても、見よう見まねでやっていたことから、写真部となり本格的に写真を撮影し活動するとなると、不安もでてくるようになりました。しかし、顧問の田村繁美先生のご指導のもと、少しずつではありますが、しだいに不安もなくなっていき、次々と目標がうまれ、一生懸命活動にとりくんでいるところです。

 写真部の活動は、土日が撮影日となっており、広島県だけではなく、県内以外の他県、島根県や岡山県などにも撮影に行っています。それはその場所のどこかが魅力的であり、写真になると感じるからです。写真になるという事は、その地域が自分たちの住む地域とは少し違っていたり、何かその場所を強調するようなものがあったり、有名な場所があったりするということだと思います。それぞれの地域で撮影していると感じることがあります。その1つとして、その地域の方の暖かさです。例えば、自分たちが撮影地がわからなくなったとき、地元の方に聞くと細かく丁寧に教えてくださいます。庄原市でも同じようなことがあります。また、会ったときに挨拶をしてくださいます。当たり前のことかもしれませんが、その挨拶でも、庄原市や地元であれば、「いってらっしゃい」や「お帰りなさい」など自分たちが学生であることを認めてくださっているからで、自分たちの住む地域だから、このように温かい言葉をくださるのだと思います。このように、とても庄原市は恵まれていると思います。

 入学当初、僕自身、自分の住む地域にカメラを向けようとしていませんでした。それは、自分の住む地域には、都会に比べると特に何もなく、他の地域や都会に行って撮影をする方が、良い写真が撮れるとばかり思っていたからです。しかし、田村先生から、自分の地域、身の回りを普段とは違う見方をすることで、地域の良さ、知らなかった新たな町のこと、魅力など、たくさんの良いことが現れてくることを聞きました。
 それから、少しずつでも自分の地域にカメラを向け、ファインダーから覗いて、良さを見つけようとし始めました。カメラを向け、違う見方をすることでファインダーから都会にはない、自分の地域の良さを見つけようとし、自分の地域だからこそ地域の人の顔を表情よく撮ることができます。地域とのつながりや人とのつながりを大切にするために、あえてカメラを向けることで、その人の思い、気持ちを感じてより良い写真にすることができると気づくことができました。

 田村先生は長年写真を撮られているから、このように見方を変えることで良さを見つけることができると知っておられたのだと思います。
 写真部にとって、自分にとって、ファインダーを覗く事は、地域を見つめ直すきっかけとなります。そこで写真部だけではなく、一人一人がどんなことでもいいので、地域を違う見方でとらえ、地域の良さを感じていくことができれば、またその地域が環境に恵まれていることに感謝しながら、学校生活を送ることができれば、良いのではないかと思います。

リンゴ農家を継ぐこと

  2年 青才 樹生



 私は,将来自分の家,りんご園を継ごうと思っています。
自分がこの夢を持ったのは保育所の時です。毎日のようにりんご畑を歩き回っていました。寒くなったらこたつでりんごを食べたりしていました。だから,やはりりんごに親近感が湧き,リンゴ園を継ごうと思ったのだと思います。

 しかし,自分が希望する進路は農業系ではなく,英語系の大学への進学です。それは,今の自分には,大学の教育学部へ行き,英語を教える先生になりたいという夢もあるからです。りんご園を継ぎたいという夢を両親へ伝えたとき,「若いうちはしたいことしんちゃい」・「りんご園になるのは焦らんでもいいよ」と好きなことをしてもいいじゃないかと言ってくれました。そうやって自分の夢を後押ししてくれる両親がいてくれて,自分は本当に嬉しかったです。両親の想いを無駄にせず,自分の夢を叶えるべく,努力していきたいです。

 また,身に付けた英語力で,いつか英語圏のりんご栽培先進地へ研修に行き,日本だけでは分からない多くのことを吸収したいと思っています。日本では,ゴールデンデリシャスというりんごや紅玉というりんごがあり,アメリカの品種です。アメリカでは,りんごは加工品としての需要が高く加工の技術が優れているのでアメリカへ行ってみたいです。外国の人とたくさんコミュニケーションをとって,視野を広げたいと思います。

 農業は一次産業です。農業は今,農産物を作るだけでは収入がありません。最近では六次産業という言葉をよく耳にします。みなさんは「六次産業」という言葉を聞いたことがありますか。六次産業とは農林水産物を生産する一次産業とそれを加工する二次産業,そして加工した物を販売する三次産業,これらを農業者が主体的かつ総合的に関わることを指します。1+2+3は6で六次産業です。

 私の身近な六次産業は,りんご農家が集まって会社を作り,自分たちが生産しているりんごを使いジュース加工していることです。そして販売しています。我が家ではりんごをスライスして乾燥させ,パリパリのりんごチップスを作ったりジャムを販売しています。

 一般的にこのような六次産業製品を手軽に販売できる場所の一つに,生産者から距離的にとても近い「道の駅」があります。高野町には一昨年「道の駅高野」がオープンしました。「道の駅」は地産地消を目標とし,地域産業の活性化に貢献しています。高野の道の駅にも多くの高野の野菜や果物,加工品が販売されています。私は身近な人たちが生産した物を大切に利用し,消費者に安心・安全そして楽しめる食べ物を提供したいと思っています。それを可能にするのが道の駅です。自分たちで生産し,作り出したもので経済活動をしたい。道の駅は消費者と生産者の距離を縮めるための施設だと思います。

 私は道の駅で自分たちの商品が売れれば,地域の生産者の生産意欲も高まり,よりよい農産物や加工品が生産され,経済の活性化につながると思います。もっともっと地域の質が高くなっていくと思います。その一部になれるよう自分も努力していきたいです。父や母にもたくさんのことを聞き,地域の人々にもアドバイスをもらい,「高野町」といえば?と聞かれて,りんご,またはその他の特産物いろいろな有名なものがある町にできるよう自分にできることをしっかりしていきたいです。

 私はこれからの夢に向かって,まず大学に入り英語で学び,これからの進路へ向けてしっかり準備をして,たくさんのことを学び経験し,そして吸収し庄原市へ戻ってきたとき,地域の人をはじめ多くの人たちに喜んでもらえるりんごを生産して,ゆくゆくは世界へ発信できるブランド「高野りんご」を生産していきたいです。自分はりんごをつくることで地域に貢献したいです。

商店街活性化をめざして

  3年 城戸口 舞



 私は将来,庄原市に帰ってきて市役所の職員になりたいと思っています。現在は,庄原市のまちづくりに貢献する実力をつけるため,大学進学をめざして勉強に励んでいます。

 数あるまちづくりの取り組みの中で,私が特にやってみたいことは「多くの人が訪れるような活気ある商店街をプロデュースする」ことです。商店街の魅力は,住民の住まいから近く,子どもからお年寄りまで気軽に立ち寄ることができることです。また,「まち歩き」をすることで,お店の商品を楽しむだけでなく,庄原市の街並みや人々の暮らしを見ることもでき,コミュニケーションの場となることもできます。

 具体的にどのような商店街にしたいかというと,今私が考えている案は3つあります。
 一つ目は,各通りを商品のジャンルごとに分けることです。メイン通りを固定するのではなく,たくさんのユニークな通りを町中に張り巡らせることです。食や衣服,雑貨,スポーツ,音楽など,ジャンル別に店を配置することで,人々が一点に集中するのではなく,様々なところを歩きながら買い物や散歩を楽しむことができます。

 二つ目は,すべての世代が楽しめるような商店街にすることです。たとえば,子どもにはおもちゃ屋さんや駄菓子屋さん,学生には学校帰りに立ち寄れるようなカフェや食べ歩きできる店,大人からお年寄りには市場やレストランなど,多くの人が利用できるようにしたいです。さらに,自分たちの生活に必要なもの以外に,観光客向けの,庄原市ならではの名物や特産品を取り入れることで,地元の人だけでなく,他の地域からもの庄原市を訪れてもらえるように,土日のイベントなどを工夫したいと思っています。

 三つ目は,商店街の活動が,現在庄原市で行われている「里山ガーデンサミット」という企画とコラボすることです。「里山ガーデンサミット」というのは,普通の民家にある庭園をたくさんの人に観覧してもらうというものです。地元の人や観光客が商店街で買い物をした後に,お花を観ながら一休みしたり,商店街で買ったスイーツをガーデンのベンチで楽しんだりすることもできます。このように,庄原の良いところを満喫してもらうことができます。
 私は,庄原市内の多くの通りにあらゆる世代の人があふれ,あちらこちらで会話の花を咲かせている光景を見るのが夢です。このような夢をかなえるためにも,大学へ進学し,いろいろな学問を学び,企画力をつけて再び庄原へ帰ってきたいと思います。



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